日本縦断⑤愛とロマンの8時間
学生最後の夏休みを使い、日本縦断中。
礼文島の桃岩荘名物「愛とロマンの8時間トレッキング」スタート。
2019/8/27
トレッキング前に知っている情報を整理します。
- 南北に30kmの礼文島を、歩いて縦断する。
- ヘルパーさんは一緒ではなく、宿泊者だけで歩く。
- 愛が芽生える瞬間があるらしい。
朝5時起床。(桃岩時間で4時半)
※桃岩時間とは日本の標準時間より30分早く設定されています。
朝ご飯を済ませ出発!
この日の愛とロマンの8時間コースの参加者は、自分を入れて5人。
自転車で全国を旅しているチャリダーの大学生2人と、
地球の歩き方編集部でバイトをする旅好き女子大生、
仕事を引退して旅をする元チャリダーのおじさん。
まずはバスで意気揚々と、スタート地点である礼文島最北端のスコトン岬に向かいます。
ゴマフアザラシの群れです。
水族館で見かけるとかわいいですよね。
スコトン岬到着!
最北限と書いてあるのは、以前はこのスコトン岬が日本最北端だったらしく、
正しい測量が行われた結果、最北端は宗谷岬であることが判明。
目の前に見えるのは無人島のトド島で、その先には天気が良ければ、ロシアの樺太も見えるらしいです。
出発地点についたので、「愛とロマンの8時間コース」スタートです。
道路はありますが、車はほぼ通りません。
なんと信号機は島に2機のみ。
しばらく歩くと山道に入って行きます。
自然が魅力の観光地は全国にいくつもありますが、礼文島が一味違うのは、
他の観光客の少なさ
贅沢に自然を堪能できます。
草原を歩くにしても、人が視界に入ってこないため、目の前の自然だけを見て、感じることができるのが、この島の良さでもあると思います。
また、礼文島は花の孤島と呼ばれています。
花と言っても、高山植物で、島の至る所に生えています。
本来高山植物は3000m級の山など、ある程度高所に出なければ、生息できないですが、
この礼文島は緯度が高く、島そのものが高山植物の生息に適しているんだそう。
海抜0mでも高山植物を眺めることができます。
島には色々な岬があります。
この岬の1つ1つがとても綺麗なのです。
コースの中にはこんな傾斜の場所も。
走って降るチャリダーたち。
8時間コースのはずが、8時間たった頃にようやく3分の2地点を通過。
ガイドがいるわけではなく、宿泊者のみで歩くので、どうしても道に迷ったり、時間がかかってしまいます。
それもいいところではあるのですが。笑
なかなか途中トイレがない時は、試練でした。
結局、8時間コースを13時間かけて完歩。
フルマラソン以外で30km以上も歩いたのは、初めてでした。
礼文島は街頭や街の明かりも少ないので、星がめちゃくちゃ綺麗です。
みんなで道路に寝て星を眺めるという、青春をした記憶があります。
最後は桃岩荘で用意されていた豚丼をいただきました。
愛とロマンの8時間は、確かに愛が芽生えそうなポイントが点在していたので、
ほんとにあるのかもしれませんね。
次回は礼文島を出発し、知床方面へ。
続く。